経営統合実現でドラッグチェーンが調剤最大手に
ウエルシアHDとツルハHD、アインHD抜き
PNBの記事より
ウエルシアHDとツルハHDが経営統合の可能性について検討していることが発表された。実現すると売上高2兆円規模の巨大連合の誕生となり、調剤事業を見てもアインHDを抜いて調剤業界最大手になる。
記事によると調剤店舗数は、ウエルシアHD2070店舗(調剤併設率75.5%)、ツルハHD880店舗(国内全店舗数2615店舗)の計2950店舗となり、アインHDの1217店舗の2倍以上の規模だ。
そしてまたスギHDがI&H株式会社 の株式の取得(子会社化)したというニュースも飛び込んできた。こちらもスギ薬局1565店舗、I&Hグループの店舗数は562店舗で2000店舗を超える規模になる。
スギ薬局は1年前にさくら薬局グループ(917店舗)と業務提携していて、仮にその店舗数を加えると3000店舗を超す。
62000店舗と言われている調剤薬局業界は、今まで業界トップのアインHDでも2%のシェアもないと言われ続けてきたが、ここに来て5%ほどのグループが誕生することになり、いよいよ業界地図が動き出した。
ちょうど調剤報酬改定の時期なので、業界内は報酬改定の話題で持ちきりだが、足元では恐ろしい変化が動き始めている。
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