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薬局DXニュース解説

2025.08.06

オンライン服薬指導を活用し別店舗からの応援

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関西を地盤として全国に展開するサエラ薬局が、6月から店舗をまたぐオンライン服薬指導を開始しました。患者の多いピーク時間帯を中心に他店舗の薬剤師が「オンライン」でヘルプに入り、患者の待ち時間を短縮することを実現したという記事です。

こちらはPHARMACY NEWS BREAKの記事です。
https://pnb.jiho.jp/article/244183
オンライン服薬指導で別店舗から応援

記事を読むには会員登録が必要になるので、ざっくりと概要をお伝えします。

この取り組みの特徴は、令和4年度の薬機法改正で認められた「自宅等からのオンライン服薬指導」(9月30日施行)を保険調剤に活用したというところです。

オンライン服薬指導というと、薬剤師は薬局内にいて、患者が薬局外にいるというイメージがありますが、改正薬機法により、患者が薬局内にいて薬剤師が外にいるというパターンも実質可能となっています。

しかしながら現実問題として、この法改正をうまく利用しているところはないという印象です。

この仕組みのすごいところは、離島やへき地など薬剤師の確保が難しい、簡単に補充(ヘルプ)ができない場所でも「場所的隔たり」を解決し応援が可能になるという点です。

仕組みとしては理解できても、実運用するには情報確認方法や投薬の動線など通常の業務と異なる動線を構築する必要があります。

医療DXという言葉ばかりが先行し「トランスフォーメーション」が見えない状況が続いていましたが、この事例はこれからの発展が気になる「DX」と言えるのではないでしょうか。
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