今回紹介する、「ひきこもり家族支援」のコンテンツでは当事者の家族や支援者などの活用を想定していることはもちろんであるが、家族会や支援者養成などで活用してもらうことでサービス利用者のすそ野を広げる狙いがあると伝えている。
FACE DUOのホームページ(
https://www.faceduo.jp/hikikomori/)にもあるが、この「ひきこもり家族支援VR)は、「状況体験」「工夫発見」「実践練習」の3つのパートで構成されている。
最初によくある場面(当事者の経験)を体験し、次にどのようなポイントが重要であるのかを学び、最後にバーチャル・リアリティーの中で適切な方法を声に出して練習するという流れであるとのこと。そして、家族だけではなく、ひきこもりの当事者がソーシャルスキルトレーニングを行うといった支援も提供している。
地域のかかわりが希薄になっており、自治体の人材も少ないのが現状だ。
こうした背景もあり、ひきこもりの家族がいる家庭の負担は大変大きく、他人に相談できないケースも増えており、VRを活用した取り組みに期待したいところである。
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