日薬学術大会(京都)機器展示レポート① 三菱電機デジタルイノベーション
2025年10月12,13日に日本薬剤師会学術大会が開催されました。PHARMACY DX NEWSでは、各社のAI活用に着目。トップバッターは、三菱電機デジタルイノベーション㈱です。
新サービス 保険薬局向けオールインワンプラットフォーム AnyCOMPASS(2026年度中リリース予定)
三菱電機デジタルイノベーションでは、経営分析、在庫管理、服薬指導、処方箋入力、モバイル薬歴、薬歴共有をクラウドサービスとして機能を統合し、保険薬局向けオールインワンプラットフォームとしてサービスの提供を予定。参考展示された次世代サービスを取材しました。
レセコンと電子薬歴をシームレスに統合したクラウド型「次世代レセコン」を開発中 <参考展示>
AnyCOMPASSクラウドレセコンを開発中。(2026年度中のリリース予定)
三菱のAnyCOMPASSといえば、2024年にリリースしたクラウド型電子薬歴が認知されていますが、この「次世代レセコン」の登場により、「AIエージェント」を活用した、レセコンと電子薬歴をシームレスに結びつけた新しい薬局業務の実現が期待されます。
ここでは、展示機能の一部を簡単に紹介。
※現在開発中の参考展示を含んでいるため、サービスの詳細やリリース時期はメーカーへお問い合わせください。
処方は自動でスマートに入力
処方自動入力:処方は手入力→取り込んだ情報をチェックする時代へ。
AIエージェントが処方箋データや保健情報を受け取り、患者さんに応じた処方内容を自動入力。加算の提案や加算にあたっての必要な実施事項を提案し、必要に応じて疑義照会の提案も行い調剤過誤を防止。
クラウド型電子薬歴AnyCOMPASSと同様に開発中のクラウドレセコンにおいても、グリーン系のUI上で確認すべき箇所に「赤マーク」を表示してお知らせ。
AIエージェントが指導内容、薬歴作成をサポート
今年の学術大会で多数のメーカーが打ち出している服薬指導と薬歴作成におけるAI活用。
AnyCOMPASSでも、過去の指導実績等をAIが学習して患者さんにあった指導内容を提案し、患者さんとの会話情報から薬歴を自動作成する効率化機能の展示がありました。
レセコン・薬歴のシームレスな運用
レセコン・電子薬歴を一画面で操作。「自動で入力、すぐに投薬」、受付から会計、薬歴作成までAIで実現するシームレスな薬局業務。レセコンベンダーならではの強みですね。
※機能の多くは現在開発中の参考出展ため、最終的に変更となる部分が出る可能性があります。
※本記事はメーカーカタログ、展示会当日の配布資料より一部抜粋して作成しています。
※詳細はメーカーへお問い合わせください。
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