【ホームケアIoT】薬局とオンライン服薬指導で連携/リンクジャパン社とメディバリー社
介護施設や個人宅への在宅調剤、訪問調剤を中心に事業を展開する、株式会社メディバリー(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:平野 弘喜 以下、メディバリー)と、ホームIoTプラットフォームを開発・提供する、株式会社リンクジャパン(本社:東京都港区、CEO:河千泰 進一 以下、リンクジャパン)は、本日、スマートホーム統合アプリ「HomeLink」から、オンラインによる服薬指導ならびに医薬品の配送予約を行えるサービスを共同で開始しました。スマートホームサービスとオンライン服薬指導システムとの連携は、国内初の取り組みとなります。
IoTスマートホーム統合アプリ『HomeLink』とは
HomeLinkは、直感的に家中を管理・操作できるスマートホーム統合アプリです。
リンクジャパンが提供している自社製品のみならず、多くの他社製品・サービスと住宅をリンクすることができ、「メーカーや製品ごとにアプリがバラバラで使いにくい」といったスマートホーム普及における大きな課題を解決しました。
「家に近づいたら照明をON」「室温23度に上がったらエアコンをON」「湿度が50%に下がったら加湿器をON」など、HomeLinkでできることは無限大です。
また、洗練されたわかりやすい操作画面でお年寄りからお子様まで、誰でも簡単にご利用いただくことができます。
(ドラビズon-lineの記事およびプレスリリースより)
IoT技術とヘルスケアを結びつけるサービスは、電子処方箋の普及とオンライン診療の増加が順調に進んだ場合は、利便性が高くなる可能性があります。
IoT(Internet of Things)と連携することのメリットは多岐に渡ります。
IoTの最大の特長は、日常の物品や機器をインターネットでつなげることで、これまでにない便利さや効率性、安全性を生む点です。
IoTとの連携によって、服薬指導だけでなく家電の管理・操作、エネルギーマネジメント、さらには在宅介護やオンライン診療までを一元管理できるプラットフォームを提供する可能性があります。
IoTの導入により、たとえば、健康管理のデータと同時に生活データがリアルタイムで蓄積・分析されることで、薬剤師や医師がより適切な服薬指導や治療計画を立てやすくなる可能性があります。さらに、患者自身も自分の健康状態を容易に把握できるため、プロアクティブな健康管理が可能になります。
また、スマートホームとヘルスケアの連携は、特に高齢者や障害を持つ人々にとって、生活の質(QoL)を高める大きなポテンシャルを秘めています。遠隔での健康状態のモニタリングや緊急時の即時対応も、IoTの進展によって現実的なものとなっています。
私がセコムやALSOKのようなホームセキュリティ企業に所属していれば、同様のサービス展開を考えていたでしょう。多数のユーザーとのつながりで得たIoT連携のノウハウと経験大きな競争優位性ともなるからです。
もっとも電子処方箋やオンライン診療の普及が前提であるため、これらが広まらなければサービス自体の拡大は難しいでしょう。体力勝負の面が強いことも事実です。
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