PHARMACY NEWSBREAKの記事です。
調剤薬局事業、増収に2桁増益 日本調剤・23年3月期決算
https://pnb.jiho.jp/article/229567
日本調剤の2023年3月期 通期決算が発表されました。
2024年の通期業績予想や取り組みについても記載されていますので、要約を記載します。
2023年3月期の通期業績
【連結】
・売上高 ;313,318百万円(前年同期比4.7%増)
・営業利益 ; 7,586百万円(同15.1%増)
・経常利益 ; 7,682百万円(同13.5%増)
・親会社株主に帰属する当期純利益; 4,458百万円(同20.3%増)
【調剤薬局事業】
・売上高 ;280,164百万円(前年同期比5.5%増)
・営業利益 ; 14,666百万円(同12.7%増)
2024年3月期の通期業績予想
【連結】
・売上高 ;334,400百万円(前年同期比6.7%増)
・営業利益 ; 6,400百万円(同15.6%減)
・経常利益 ; 6,300百万円(同18.0%減)
・親会社株主に帰属する当期純利益; 3,200百万円(同28.2%減)
2024年3月期の取り組み
【調剤薬局事業】
・先行投資を大きく拡大
・高度医療や在宅医療の拠点となる38店舗の新規出店
・オンライン医療の推進
【医薬品製造販売事業】
・製造販売品目の限定出荷解除をさらに推し進める
・研究開発投資による新規薬価収載品を含む自社製造品目の拡 大及び収益力向上
【医療従事者派遣・紹介事業】
・薬剤師事業の拡大
・医師事業のさらなる実績拡大に向けた取り組みを実施
・産業医事業の全国展開
2023年3月期は調剤薬局事業の好調が目立ち、2桁増益を達成しています。
また今期は先日の"デジタル投資に30億投資"というニュースの通り、先行投資を大きく拡大するとのことです。
その分、経常は18%減益になりますが、会社としての意思の強さを感じます。
また高度医療や在宅医療の取り組みにも注目です。
在宅では実施店舗割合が97.2%(年間12件以上実施の店舗割)と高い数値を維持しており、地域支援体制加算の施設条件を多くの店舗で満たしているようです。
以上、日本調剤の2023年3月期 通期決算のまとめになります。
日本調剤の"デジタル投資に30億投資"については、別記事にまとめているのでこちらをご参照ください。
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