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薬局DXニュース解説

2023.08.30

【日本調剤】アプリで電子処方箋情報も取り込み可能に マイナポータルとの連携を強化

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日本調剤の「お薬手帳プラス」がマイナポータルの拡張連携となり、患者が過去から直近までの薬剤情報・処方情報・調剤情報の3つ全ての情報を一元的に管理・確認できるようになりました。

日本調剤の「お薬手帳プラス」、マイナポータルとの連携機能を拡張 新たに電子処方箋の処方情報・調剤情報を取り込みが可能に
日本調剤のプレスリリースです。
日本調剤の「お薬手帳プラス」、マイナポータルとの連携機能を拡張 新たに電子処方箋の処方情報・調剤情報を取り込みが可能に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000269.000013551.html
日本調剤が「マイナポータル」から新たに電子処方箋の処方情報・調剤情報の取り込みを可能にしたとニュースが出ました。

具体的には「お薬手帳プラス」とマイナポータルの拡張連携となり、患者が過去から直近までの薬剤情報・処方情報・調剤情報の3つ全ての情報を一元的に管理・確認できる機能になったとのことです。
この取り組みは、厚生労働省が公表した「電子版お薬手帳ガイドライン」の要請に基づくものであり、患者の医療情報へのアクセスを高める効果があります。
薬剤情報:約1カ月半前から最大3年前までに実際に受け取った薬剤の情報
処方情報:処方行為が行われた直後から最大100日前までに交付された電子処方箋の情報
調剤情報:調剤行為が行われた直後から最大100日前までに実際に受け取った薬剤の情報
特に大きな魅力は「情報の一元化」が可能になったことです。
複数の医療機関や薬局での処方や調剤の記録を「お薬手帳プラス」一つで管理できるようになっており、病院や薬局をまたいだ薬の情報を、一つのアプリで見ることができるというのは、患者さんにとって非常に便利になります。

さらに、取り込んだ薬剤情報は日本調剤の薬局とも自動連携が可能なため、「かかりつけ薬剤師」が患者の情報を継続的に把握し、より質の高い薬物治療を提供が可能とのことです。

日本調剤は2024年3月期にDX投資を前期比5割増やすとしており、今回の「お薬手帳プラス」の今回のアップデートも医療DXの一環として、患者さんの利便性向上だけでなく、医療従事者の業務効率化にも貢献するものと考えられます。

薬局業界の各社が更なるDX投資が進める中、日本調剤の今後の動向も楽しみです。
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