対象となる薬局関連項目は
①デジタル技術を活用した薬剤師等による遠隔管理による医薬品販売
②調剤の一部外部委託の制度化
③薬局認定制度の見直し
④薬局異能情報提供制度の見直し
⑤医薬品の販売区分及び販売方法の見直し
⑥処方箋の保存期間の見直し
となっています。
各項目の詳細は、薬機法改正に向けた議論を行う場である「厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」の取りまとめに記載がさせています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001371285.pdf
個人的に注目しているのが「①遠隔管理による医薬品販売」です。
コンビニ業界の強いプッシュによって、議論当初から規制緩和前提で議論が進んでいたようにも思います。
構図とすると「薬局・ドラッグストアVSコンビニ」という印象でしたが、どうやらそれは違うようです。
遠隔販売を行うと、登録販売者の活躍する場が減少することが考えられますが、以下のよると
【日登会】デジタル活用の医薬品の”遠隔販売”、「歓迎」
https://www.dgs-on-line.com/articles/2865
日本医薬品登録販売者会の会長である横山英昭会長(コスモス薬品社長)はこの緩和を「我々が一番考えないといけないのは消費者・国民の利便性・・・。」とし「歓迎したい」ということ。
ドラッグストアの代表としてならわかりますが、現場で働く登録販売者の方々はこの発言をどうとらえるのでしょうか。
法改正は今国会で可決されたのちに、半年後、1年後をめどに準じ施行されていくと思われます。
いろいろと環境が変化していることを理解し、これからを考えていくことが重要になります。
comments