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薬局DXニュース解説

2024.04.03

【取材】日本薬学会第144年会リクルートコーナー

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3月28~31日の4日間、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)を会場に開催された日本薬学会第144年会との併催されていたリクルートコーナーを取材した。

医系学会の学術大会では以前より見かけていたリクルートブース。薬系学会でもその試みが見られるようになり、日本薬学会第144年会(3月28~31日、パシフィコ横浜)では、26団体がリクルートコーナーにブース出展していた。

【参加団体】
一般社団法人日本病院薬剤師会
茨城県/茨城県病院薬剤師会
千葉県病院薬剤師会
石川県庁/石川県病院薬剤師会
一般社団法人兵庫県病院薬剤師会
高知県病院薬剤師会
一般社団法人鹿児島県病院薬剤師会
沖縄県病院薬剤師会
独立行政法人国立病院機構
国立大学病院薬剤師部長会
独立行政法人地域医療機能推進機構本部関東地区事務所
日本赤十字社
国際医療福祉大学グループ
医療法人徳洲会
上尾中央医科病院グループ
学校法人東京女子医科大学
社会法人母恋 日鋼記念病院
竜ケ崎済生会病院
亀田メディカルセンター
社会医療法人社団蛍水会 名戸ヶ谷病院・名戸ヶ谷あびこ病院
長野県厚生農業協同組合連合会
沼津市立病院
社会医療法人駿甲会コミュニティーホスピタル甲賀病院
藤枝市立総合病院
鳥取大学医学部附属病院
杵築市立山香病院
リクルートコーナーチラシ

リクルートコーナーチラシ

ブースに立ち寄ってみた
私がリクルートコーナーを練り歩いていると声をかけてきたのがJA長野厚生連 富士見高原病院薬剤部長の丸山先生だ。丸山先生は長野県病院薬剤師会の薬剤師確保特別委員のおひとりであり、以前その委員会が主催するWebセミナーで私が講師を務めた際にお世話になった。

JA長野厚生連に限らず今回ブース出展している団体はいずれも薬剤師の採用に苦慮していると思われる。ここ数年、薬学生の病院就職希望者が減り、採用枠の大きい大学病院でさえ新卒者を確保できない状況にある。

薬学会年会には薬学生も多く参加しているため、リクルートブースの設置は効果的だと考えられる。ブースで説明を受けていた学生さんに聞くと「年会会場にリクルートコーナーがあるのはありがたい。」と語っていた。
ブース前での集合写真(JA長野厚生連)

ブース前での集合写真(JA長野厚生連)

写真一番右が丸山昌孝薬剤部長

学生に説明している様子(JA長野厚生連)

学生に説明している様子(JA長野厚生連)

奥で説明をしているのが長田和士薬局長

手ごたえと期待
しかし、たくさんの人で賑わうポスター発表や機器展示と同じ会場にも関わらず、リクルートコーナーを訪れる人はまばらであった。広い会場の隅で目立たないことに加え、ブースの存在が認知されていないためであろう。前出の学生さんもリクルートコーナーがあることは研究室の教員から教えてもらっていたが、JA長野厚生連のブースに立ち寄ったのは通りすがりに声をかけられたことがきっかけで、特定のブースを狙って訪問したわけではないとのことであった。
JA長野厚生連 長野松代総合病院薬局長の長田和士先生によると1日のブース訪問者は20名弱だったとのことで、それなりの手ごたえを感じる一方で、リクルートコーナーの存在をもっとアピールしてほしいとの感想をもらしていた。

学術大会でのリクルートコーナーについては、今後もその成果や運用を注視していきたいと思う。
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