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薬局DXニュース解説

2024.03.11

日本薬剤師会の会長選挙はどうして代議員による選挙なのか?

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2024年3月9・10日の両日、日本薬剤師会第103回臨時総会で会長選挙が行われる。

10年ぶりの日薬会長選挙で3人が立候補
本件ですが日本薬剤師会は公益社団法人であり、役員選定には内閣府が定める法的ルールに従う必要があります。一般論で考えると代議員制のメリットとデメリットという点から考えた方が良さそうです。

代議員制のメリット (例)
法人にとってより適任である者を代議員として選出することができること。
代議員だけが社員総会に出席すれば良いため、社員総会の成立要件を満たすための労力が大幅に軽減されること。
社員数の増加に対応可能。

代議員制のデメリット
代議員の選挙に事務的負担がかかること。→選挙ではなく信任投票になることもあり
選挙で選ばれた代議員が選挙時の公約とは異なる言動や行動をする可能性があること。
社員からの意見が間接的になるため、社員総会において必ずしも意見が反映されるとは限らない。

もちろん直接選挙という話も全く事例が無いわけではなく、医師会長選挙も直接選挙でということが諮問された時期もあったようです。(結果的には代議員による間接選挙になりました)

混迷の時代にあって、候補者が3名も出るのは結構な人気職と考えていますが、誰になろうとも粛々と乗り切っていくしかないと思います。
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