CureApp(キュア・アップ)が肝炎治療のためのアプリの最終治験を開始しました。これは、肥満などが原因となる非アルコール性脂肪肝炎(NASH)向けのアプリで、生活習慣の改善を医師がアプリを通じて指導します。
NASHは有効な治療薬がなく、食事や運動など生活習慣の改善が重要となります。この治験では、48週間かけて346人の患者を対象に効果を確認します。
肝炎や肝障害が進行すると肝硬変となり、最終的に肝がんや肝不全につながるため、早期の対処が必要です。このアプリは、患者それぞれの生活習慣に応じて改善方法を説明し、日々の生活のモニタリングが可能となります。
CureAppは、ニコチン依存症や高血圧症のアプリで薬事承認を取得し、保険適用も受けています。これらの成功例を踏まえ、今回の治験が成功すれば、NASH治療に革新的な変化をもたらす可能性があります。
今回の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)向けのアプリも含め、更なるアップデートと医療現場へのスムーズな導入に期待していきたいと思います。
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