医薬品の供給停止や出荷制限の情報、4月からウェブで公表…代替薬準備に活用
「いやそれ違うでしょ」という違和感を感じた方も多くいらっしゃると思います。
出荷制限情報を公的な形で提供することが本当に必要かどうかは分かりませんが、公的な情報にしなければならない背景を私はこう考えます。
1)出荷制限情報のズレがさらに出荷制限連鎖を引き起こしている。
2)代替品の確保は情報提供することで可能と考えている人が監督官庁に存在している。
出荷制限情報のWEB公開は薬剤師有志ボランティアで2020年ぐらいから実施されていたので、その方の努力が報われた形にはなっているので(第31回日本医療薬学会年会シンポジウム14にて紹介)、それは評価したいと思いますが、医薬品供給不足に対する根治療法にはならないということは理解できますね。
今後の医療行政にとって大事なこと 私の提言ですが
1)薬価改定で医療費削減を調整するという慣例をやめること
2)利益にならない医薬品の医薬品市場からの退場のルールを明確にする
3)OTC医薬品が存在する医療用医薬品の取り扱いの見直し
4)出荷制限中の医薬品の処方を制限 または薬剤師による削除や代替を認める
私的には4)が一番良いと思います。
comments