11月3~5日に仙台で行われた日本医療薬学会のシンポジウムで医薬品の供給問題が話し合われたのでその要点をまとめます。
シンポジウム64のタイトルですが
医薬品の供給不安問題を解決するための議論をどこで、誰がすべきかを考える。
演題1席の神戸市立医療センターの高瀬友貴先生より、文献も併せて紹介がありましたが、PBPM(プロトコルによる疑義照会の簡略化)の適応を供給不全医薬品を対象に実施したところ、医療機関と薬局の負担が軽減されたとの報告。
2席ではせいら調剤薬局の廣田有紀先生より薬局での対応について衝撃の報告がありまして、日本薬剤師会の緊急アンケートの結果として1日当たり不足薬対応で98分の業務が追加負担になっているとのことです。
報告を踏まえて薬不足の解決案ですが、「病院でも診療所でも不足薬のプロトコル」を実施すること1択です。変更した事実はFAXかメールで事後報告することでOK。実施について詳細聞きたい方はご相談ください。
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