「医療MaaS」実現へタッグ PHCHD系、山口で遠隔診療
医療DXが進む中、山口県では「医療MaaS」が注目を集めています。PHCホールディングス傘下のウィーメックスが遠隔診療に力を入れ、山口県のへき地に遠隔診療システムを導入しました。高齢化や過疎、医療の担い手不足といった問題を解決すべく、新たな試みが始まっています。
このプロジェクトの発起人は山口県立総合医療センター・へき地医療支援部の原田昌範診療部長。米国の遠隔診療システム「テラドックヘルス」の導入を見て、日本でも活用できないかと考えたとのことです。ウィーメックスは同製品の国内販売ライセンスを取得し、山口県のへき地医療に活用することで、医療MaaSの実現に一歩を踏み出しました。
テラドックヘルスの機器を使用することにより、医師は細部まで患者の状態を確認でき、患者の容体をリアルタイムで把握することができます。また、患者が特定の拠点に集まる方式を採用することで、患者同士のコミュニケーションも生まれ、地域住民の健康維持にも寄与しています。
この取り組みは、徳地地域の人口の半数を占める高齢者たちにとって、医療にアクセスするハードルを大きく下げるものとなりました。また、他県からの視察もあり、全国的にも注目を浴びています。
新たな医療の形、医療MaaS。山口県で始まったこの取り組みは、地方の医療不足解消の一助となることに期待したいと思います。
#リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」について
専門医の少ない医療機関と遠隔地の専門医をオンラインで繋げる、リモート操作可能なリアルタイム遠隔医療システムです。超音波診断装置などの周辺医療機器と接続し、患者さんの容体を短時間で把握することができます。遠隔地にいる医師主導で操作を可能とし、最上位機種(モデル:Teladoc HEALTH Lite 4)は、45倍ズームおよび約360度回転が可能な高解像度カメラを搭載しています。
(ウォーメックス株式会社プレスリリース)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000107062.html
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