2023年も残すところあとわずか。
筆者は、薬局業界の人材・DX関連にて記事を執筆してきました。
今回の記事は2023年の総まとめとして、人材・DXの観点からどのような変化が起こったかをまとめていきます。
①オンライン診療の加速と大手参入
2023年はオンライン診療が加速した年だと言えます。
例えば
・株式会社メドレーがCLINICSを大々的に宣伝
・LINEヤフー株式会社がLINEドクターをリリース
・Amazon薬局が日本へ本格的に参入
などです。
大手の参入により中小規模の薬局はより一層独自性の追求をしていかなければ生き残れない時代となっていきました。
この競走は2024年以降も激化の一途を辿ると予想されます。
②薬剤師の副業ニーズの増加
薬剤師は主に薬局や病院など、現場に立って行う仕事です。
ですが昨今のインターネット環境の普及により誰でもパソコンがあれば副業ができる時代となりました。
そんななか、エンジニアやメディカルライターとしての副業のニーズも増加してきています。
都心では特に薬剤師過剰と言われる現代にて、この副業ニーズも増加の一途を辿るでしょう。
③メタバースを利用した研修やアプリの増加
看護業務や学生の指導において、VRを使った実証実験が多く行われた年でもあります。メタバースは自宅にいながらでも実際の体験ができるという昨今登場した画期的な技術であり、これからも研究が継続的に行われていく分野です。
近い将来メタバースの利用は当たり前の時代が到来するでしょう。
いかがでしたでしょうか。
現在の医療業界は、コロナの影響もありやっと他業種と並ぶ競争社会となりつつあります。
競走の激化は業界に多大な変化をもたらし、医療×ITは欠かせないものとなっていくでしょう。
comments