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薬局DXニュース解説

2023.12.14

アルツハイマー病新薬の薬価は年間298万円 …安いのか高いのか?

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アルツハイマー病治療の新薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)の薬価について、中医協は500ミリグラム11万4443円、1人当たり1年間の治療で約298万円とすることを承認した。

アルツハイマー型認知症の新薬の薬価は年間298万円
注射薬であるので薬局で交付する可能性は低い薬剤なのですが、患者さんから相談があればどんなものなのかを答えなければならないのが薬剤師の仕事ですね。

現在の主な経口治療薬のドネペジルと比較しても圧倒的な高額医療に相当するので、使える患者がそれほど多くは無いというのが我々の予想。どういう方が対象になる可能性が高いのか検証します。

記事中にもあるように 一般的な高齢者70歳での年間自己負担は薬価ベースのみで14万円。その他75歳以上の1割負担の方の後期高齢者での負担上限でいうと21万6千円が相当するので、そのぐらいの負担をしてでも治療をしたいという本人や家族の同意が必要と思われます。

1)軽度認知障害 または 軽度認知症であること
2)脳脊髄検査またはPET検査でβアミロイドの蓄積が確認されていること
3)副作用の脳血管の微小出血や脳浮腫への対応ができる
4)患者の経過を追跡できる体制
5)高額な負担への理解

DXとしては3)や4)が重要と思っておりまして、スマホアプリなどを使って対応するのが良いでしょう。
皆さまはどうお考えですか?
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