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薬局DXニュース解説

2023.11.12

薬局によるデジタル×リアルの栄養相談サービスで課金ユーザーが増えるか ウエルシア新サービス

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ウエルシア薬局のイオンタウン幕張西店でヘルスケアアプリ「Tヘルスケア」と、食事指導ツール「カロミルアドバイス」を活用した有料の栄養相談サービスが開始された。

CCCMKHD・ウエルシア薬局・ライフログテクノロジー、ウエルシア薬局でデジタル×リアルの栄養相談サービスがスタート
CCCMKHDのヘルスケアアプリ「Tヘルスケア」と、ライフスタイルテクノロジーの食事指導ツール「カロミルアドバイス」を活用した有料の栄養相談サービス(以下「本サービス」)をウエルシア薬局のイオンタウン幕張西店で開始します。

●栄養相談サービスについて
本サービスでは、歩数に応じてTポイントが貯まるヘルスケアアプリ「Tヘルスケア」を通じてお客様が記録した食事などのライフログデータを活用し、データに基づいたカウンセリングを提供します。本サービスのご利用を希望されるお客さまは、ウエルシア薬局店舗の店頭で、本サービスへお申し込みいただけます。

スマートフォンで「Tヘルスケア」に記録した食事の情報をもとに、「カロミルアドバイス」を活用した30分(月一回)の栄養相談のカウンセリングを対面にて受けることができます。また、対面以外にもチャット機能を利用してウエルシア薬局の管理栄養士に相談をいただくことも可能です。食生活、飲酒、喫煙および口腔に関わる健康課題について対面カウンセリングを通じて目標数値を定め、計画的に改善に取り組むことで、健康増進や生活習慣の改善にお役立ていただけます。
このサービスはデータドリブンです。
ヘルスケアアプリ「Tヘルスケア」を通じて歩数や食事、睡眠等のライフログデータが収集されます。これにより、カウンセリングが個々の生活スタイルや健康状態に合わせて最適化される可能性があります。このような個別化は、継続的な健康改善において非常に重要な要素です。

また、対面カウンセリングとデジタルツールが連携していることは対面接客する薬局に適した形態です。栄養相談は、スマートフォンで収集したデータに基づいて「カロミルアドバイス」を活用し、ウエルシア薬局の管理栄養士が対面で行います。このハイブリッドなアプローチは、テクノロジーの便益を活かしつつ、人々が高く評価する「人の対応」を強化することが期待できます。

日本においては、健康関連のサービスに直接費用を支払うことに慣れていない層も存在します。3ヶ月3,300円という価格設定は、無料で提供されることが一般的なアプリケーションやサービスに慣れた利用者にとっては、確かにハードルが高いと感じられるかもしれません。
ここで重要なのは、利用者に実感してもらえる価値を提供することです。例えば、歩数に応じてTポイントが貯まる「Tヘルスケア」との連動は、利用者に具体的なメリットを感じさせるポイントです。日常生活での活動が直接ポイントというリワードに結びつくことで、サービスへの積極的な関与を促し、健康行動を継続する動機付けを提供します。このような活動で貯めたポイントを利用すると少額もしくは無料になるという形がユーザー数増加には必要と考えます。Tポイントを活用することで、サービスの実質的なコスト感を抑えることができるため、価格に対する心理的な抵抗を減少させる効果が期待できます。
また、ポイントプログラムとの連携は、利用者がサービスを定期的に使い続けるインセンティブにもなり、継続的な健康管理に対する意識向上に寄与するでしょう。
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