高齢社会の受け皿になるには「一定の規模いる」~ウエルシアHD・池野会長、ツルハHDとの経営統合に触れ
PNBの記事より
ウエルシアホールディングスの池野隆光会長はツルハHDとの経営統合に関して、「高齢社会の受け皿になるためには、一定の規模がどうしてもいる」との考えを示したという記事だ。
過去20年間ドラッグストアは急速に成長してきたが、これから20年は今までをはるかに上回るスピードで変わっていくことを考えると、過去の成功体験にこだわらず、物や仕組み、考え方を変え、10~20年先を見据えた戦略を打ち立てる、という池野氏の弁には全く同感である。
地域薬局も全く同様に、薬局が高齢社会の受け皿になるためには、地域薬局が連携して一定の規模を持つことが必要であるという意識改革が必要だと思う。
現在、地域薬剤師会は夜間・休日の医薬品提供体制の構築に向け、薬剤師会会員のみならず非会員を含めた対応薬局の情報を収集、作成、周知し、そのリスト化に動いているところだが、発想を変えて高齢化社会に向けたネットワーク化の構築まで視野に入れて取り組まねば、横からドラッグストア軍団が高齢社会の受け皿ポジションを奪ってしまうことになるだろう。
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