“デジタル薬”治療に「薬剤師の参画」期待
和歌山県立医科大・赤池氏、報酬上の評価も
今回、赤池昭紀教授が日本薬剤師会の学術大会にて治療用アプリなどの「デジタルメディスン(デジタル薬)」をテーマにお話されており、薬剤師の参画への期待と報酬上の評価についても触れられている。
治療用アプリについては、2020年にCureApp社が開発したニコチン依存症治療アプリ、その後、高血圧治療補助アプリのCureAppHT、サスメド社の不眠障害治療アプリなどが医療機器として保険適用となっている。
また、2型糖尿病、NASH、減酒支援、うつ病、乳がん患者支援など、多くの治療用アプリの開発が進み、すでに臨床試験を行っているものもある。
これらの治療用アプリについては、医薬品と併用するケースもあり、私も薬剤師の積極的な参画が必要と考えており、今後、薬学教育においても修得すべき内容のひとつであると考えている。
今回の赤池教授のご講演を聴いた多くの薬剤師の参画を期待している。
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