Yahoo!ニュースの記事です。(元記事は北海道新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/47a75e7fb59795827ede745d378c5d04bd68b108
KKR札幌病院入札妨害。薬局敷地賃借料、当初提案の1.7倍に
調剤報酬改定を控えた9月。業界の今後を揺るがす大きなニュースとして「敷地内薬局公募に伴う入札妨害」が入ってきました。すでにこのニュースをご存じの方も多いので内容は割愛しますが、業界最大手の薬局企業幹部が逮捕されるなど今後の改定にも大きな影響を与えます。
逮捕者が出た事件ですが、「敷地内薬局の整備事業をめぐる入札妨害事件」として取り扱われています。保険薬局としては療養担当規則に定める「利益供与」に関する問題が今後出てくると思います。さらには、公募概要のほとんどに、「行政処分など法を犯していない」ことが挙げられるため、現在進捗中の案件も含め、2次・3次へと影響が広がっていくことが予想されます。
敷地内薬局誘致に関しては、同じ北海道の北海道大学病院で入札のやり直しに際し、捜査機関が介入もしたという噂もあり報道されています。
今回のKKR札幌病院の公募に関しては、私自身は公募段階から色々な話は耳にしていましたが、実際には全国あちこちよく耳にする話の一つとして認識をしていました。
敷地内薬局誘致に関する是非は色々とありますが、患者視線で考えると「好評である」といった情報が多く業界とのギャップが見えてきます。
敷地内解禁に繋がった規制改革は「2014年」に行われました。議論した委員の多くはいわゆる「患者」であり、いまの規制改革にもつながることですが、「利便性」を第一とした「かかりつけ」とは無縁の考え方を持つ方々だと認識しています。
医療とビジネスのバランスを取ることは非常に難しいことではありますが、敷地内薬局は低報酬が設定されていますが、多くの患者の来局が見込まれます。かつて、獨協医科大学病の敷地内薬局では1日に1100枚の処方箋を応需したという報道もありました。
処方箋最多1日1100枚超、応需「日本一」 アイン敷地内「獨協医大店」、多い外来数・少ない競合
https://pnb.jiho.jp/article/p-27630
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