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薬局DXニュース解説

2023.08.14

アバターで服薬フォローアップ。需要はあるのか。

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倉敷中央病院はパソナグループのシステムを活用した「アバターお薬相談」を開始した。患者と薬剤師がオンライン上で面談する際に、患者側の画面には薬剤師本人ではなく女性のキャラクターのアバターが映り、患者からすると、薬剤師の言葉はアバターと話す形となる。

アバターで服薬フォローアップ!?
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/di/column/kurachu/202308/580535.html

DIonlineの記事です。

倉敷中央病院にて「アバター」を活用したサービスを2023年6月に開始しました。

アバターを使用するメリットは以下の通りです。

患者側メリット
・薬の相談への心理的なハードルを下げる効果
・緊張をほぐす効果

薬剤師側メリット
・自身の年齢、性別、場所を問わない新しい働き方が可能
・顔をさらさないため、プライバシーの保護やストレスの軽減効果がある

筆者の率直な感想ですが、アバターにするメリットは正直少ないかと思っています。
もちろん世の中には一定数、対面で話すことが苦手な患者もおりますが、そこは薬剤師側が投薬・服薬指導のプロとして接し、サポートすべき点であると考えております。

そのため服薬指導というよりは、サービスを利用する前段階の説明や操作内容といった、薬に関係ない部分についてのみアバターを使用していく形がよいのではないでしょうか?

DX化により、バーチャル世界がメジャーになっている昨今、さまざまな事柄について「人ができること」「ITで解決できること」の切り分けを考えていければと思います。
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