医療AIの実態調査へ…画像診断や問診内容の解析に活用、反面誤診のリスクも
読売新聞の記事の通り。現在は医師の診断の補助としてCTやMRI画像の学習結果を提示するものが実践使用されている。
一方薬局の現場では医薬品の発注や在庫管理が実運用されているが、調剤監査や指導記録に生かす取り組みはまだまだで、現状の記録が学習をすべきものの手本になり得るかという課題をクリアしなければならない。
・機械学習型AIの特徴
教師データという良質な判断材料があることが前提。在庫管理でも1年間で安定した記録があれば活用が期待できるが、急激な使用状況の変化には対応が難しい。今のように出荷調整や欠品があることを前提としていないので、ある程度使用環境の変化が少ない薬局では利用価値は高い。
・生成系AIの特徴
ChatGPTなど生成系・対話型AIはそれなりに育成すれば患者対応や指導記録の下書き作成には大きく役立つと予想されるが、個人情報漏えいに関するハードルは高い。
このようなAIを活用する事で我々の仕事をより良いものに出来る可能性は高いので、否定して遠ざけるよりは実現可能なモノからチャレンジしていくことが肝要であろう。
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