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薬局DXニュース解説

2025.03.05

iPhone版マイナ保険証、4月始動か? ─ iOS 18.4でウォレットに搭載予定

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医療機関での受診時に必要なマイナ保険証が、今春からiPhoneのウォレットアプリで利用可能になる見通しだ。デジタル庁とAppleが進めてきたマイナンバーカードのデジタル化計画が、ついに実装段階を迎える。

Apple専門テックニュースサイトMacRumorsのアナリスト、Aaron氏の報告によると、次期iOS 18.4アップデートでマイナンバーカードのウォレットアプリへの登録機能が実装される可能性が高まっている。この機能は2024年5月に岸田首相(当時)とAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)との会談で合意に至っており、2025年春までの実装が予定されていた。

開発者向けベータ版からマイナンバーを示す「TestPortraitJPNID.jpg」というマイナンバーを広報するマイナちゃんの画像ファイルが発見されたことで、4月に予定されているiOS 18.4の正式リリースと同時に、この機能が利用可能になるとの見方が強まっている。
厚生労働省の発表によると、2025年1月末時点でのマイナ保険証の利用登録件数は約8,153万件で、前月から87万件以上増加している。総務省の統計では、同時期のマイナンバーカード保有枚数は約9,695万枚で、マイナ保険証の申請割合は84.1%に達している。日本の住基人口(約1億2,488万人、国外利用者除く)に対するマイナンバーカードの普及率は65.3%となっている。
医療のデジタル化をサポート
全国薬局で「これからの医療の受け方」案内を実施中

デジタル庁は2024年12月から、健康保険証のマイナ保険証への移行に伴い、全国の調剤薬局併設型ドラッグストアや調剤薬局で、新しい医療の受け方を紹介するキャンペーンを展開している。
店舗の待合スペースには専用ワゴンを設置し、小型モニターでマイナ保険証の利点を紹介。薬剤師や店員のサポートを受けながら、その場で顔認証付きカードリーダーを使用してマイナ保険証の利用登録ができる。登録・体験した来店客には、マイナちゃんグッズがプレゼントされる。
キャンペーンでは特に、現行の健康保険証が最長1年間使用可能なことや、マイナ保険証未所持者には保険者から資格確認書が交付されることなど、移行期の不安を解消するポイントを重点的に説明している。また、マイナンバーカードを持参していれば、マイナ保険証での受付に不具合があっても医療費が10割負担になることはないことも案内している。
このキャンペーンを通じて、デジタル庁は医療のデジタル化への円滑な移行と、マイナ保険証の普及促進を目指している。
https://www.digital.go.jp/news/11c649f0-f3d1-4e54-bd3e-4cb0ee9ab655
一方、Androidスマートフォンではすでにおサイフケータイ対応機種の多くでマイナンバーカード機能を利用できるものの、現状では2種類の電子証明書しか搭載されていない。このため、券面情報の確認や本人確認が必要な医療機関でのマイナ保険証利用には対応していない状況だ。

iPhoneでの具体的な利用方法については現時点で詳細は明らかになっていない。医療機関や薬局に設置されているリーダー装置はカードを読み取る形となっているため、iPhoneをかざしてもおそらく反応しない。追加でスマートフォン対応の補助リーダーを追加する計画があるとされている。患者としては当面は従来のマイナンバーカードの携帯と併用が必要になるだろう。
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