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薬局DXニュース解説

2024.05.31

Appleウォレットにマイナンバーカードを搭載 身分証明書表示機能は米国外では初

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AppleはiPhoneの「Appleウォレット」アプリにマイナンバーカードの情報を追加し、身分証明書として提示できる新機能を来春の後半より開始すると発表した。

2024年5月30日、Appleは日本におけるマイナンバーカードのデジタル化に向けた取り組みについて発表した。この発表により、2024年春の後半から、iPhoneの「Appleウォレット」アプリでマイナンバーカードを追加し、様々な場面で身分証明書として提示できるようになる見通しだ。
マイナンバーカードをお持ちの、日本にお住まいのみなさんは、来春の後半より、Appleウォレットにマイナンバーカードを追加して、対面またはiOSのアプリ上で安全に提示できるようになります
この機能では、マイナンバーカードの情報を「Appleウォレット」に登録することで、医療機関や薬局、コンビニエンスストアなどで、iPhoneをかざすだけで身分証明ができるようになる。オンラインでも、マイナポータルアプリにアクセスする際に、Appleウォレット上のマイナンバーカードを提示できるようになる。

「Appleウォレット」へのマイナンバーカード搭載は、デジタル社会の利便性向上に加え、セキュリティとプライバシー保護の観点からも重要な意味を持つ。利用者の個人情報は完全にデバイス内に隔離され暗号化される、Appleにも履歴を把握されることはない。万が一iPhoneの紛失時も「探す」アプリでロックやリモート消去ができる。

Apple側はこの機能を「従来の財布からモバイルウォレットへの移行の大きなステップ」と位置づけている。一方で、デジタル庁の河野太郎 大臣は「スマホを基盤とした便利で安全なデジタル社会の実現」に寄与すると述べた。

医療分野においても、マイナ保険証のデジタル化に加え本人確認の効率化によるワークフロー改善に加え、プライバシーに配慮した個人情報管理が期待できる。
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