特定オンライン診療受診施設とは
特定オンライン診療受診施設は、医療機関以外の場所でオンライン診療を受診できる新たな施設区分として制度化される。この施設では、プライバシー保護、衛生管理、情報セキュリティを含む良好な通信環境の確保等の必要最低限の要件を満たすことが求められる。
重要な特徴として、施設の開設者や運営者は医療機関や医療従事者である必要はない。オンライン診療の実施責任は診療を行う医療機関の医師が負い、施設側は受診場所の提供と管理を担う。
運営面では柔軟性が高く、運営者の常駐は不要で遠隔での管理が可能となる。また、複数施設の兼務も認められる方向で検討が進んでいる。看護師等がいる場合は、医師の指示による診療の補助行為(D to P with N)の実施も可能となる見込みだ。
想定される設置場所として、職場、介護事業所、学校、公民館、郵便局、駅構内などが挙げられており、地域の実情に応じた柔軟な医療アクセスの確保が期待される。
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