健康保険者によるスイッチOTC活用の通知事業で愛知県薬剤師会と連携
ドラビズ on-lineの記事より
協会けんぽの愛知支部は、20~64歳の加入者を対象にレセプトデータを用いて花粉症治療者1.8万人を抽出し、処方された対象服用薬におけるスイッチOTC薬があるか・ないかや、併存疾患の有無などで優先順位を設定、適切な対象者を抽出して通知を送付したという記事だ。
思いのほか生活者がスイッチOTCとは何なのかという認知度が低い現状を踏まえ、通知ではスイッチOTCとは何かの説明のほか、自己負担額のシミュレーション例なども提示して自己負担額が減額となるケースもあることを示し、「スイッチOTC医薬品を活用してみたいと思ったら、まずは薬剤師さんに相談してみましょう!」というメッセージも記載するということだ。
この事業に協力するホワイトヘルスケア株式会社は、健保向けに「あなたの薬箱」を展開していて、健保組合員は薬剤師が監修した常備薬販売サイトで、所属する健保を通してOTC医薬品をインターネットで簡単に購入できるというサービスを提供している。
改めてセルフメディケーションが注目されている今、タイムリーな事業展開であるだけではなく、健保の医療費の適正化や、新しいOTCの販売方法を模索している調剤薬局にとっても大変注目すべき取り組みだと思う。
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