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薬局DXニュース解説

2024.05.13

太陽フレアは電子機器だけでなく心不全患者の入院率と死亡率にも関係している

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米国心臓病学会(JACC)に掲載された研究論文は、太陽フレアの活発化が心不全患者の入院率と死亡率を大幅に高める可能性を示しています。この研究では、678,040例の心不全入院データを解析した結果、四季を問わず、太陽フレアや太陽風など太陽活動が活発な日に、心不全の入院率が50%以上、死亡率も50%近く増加することが明らかになりました。

Prior research has shown that solar activity and geomagnetism impacts cardiovascular health, demonstrating increased adjusted mortality. Little is understood about the impact of space weather on specific cardiac admissions. In this study, we use a national database to study the impact of space weather on admission and mortality rates for heart failure (HF).
先行研究では、太陽活動や地磁気が心臓血管の健康に影響を与え、調整死亡率が増加することが示されている。宇宙天気が特定の心臓病入院に及ぼす影響についてはほとんど理解されていない。本研究では、全国規模のデータベースを用いて、心不全(HF)の入院率および死亡率に対する宇宙天気の影響を調査する。
太陽活動と心疾患との関連は未解明な部分が多く残されていますが、本研究結果は重要な知見となっています。医療機関では、太陽フレア発生に伴う心不全リスクの高まりにも留意が必要です。
宇宙天気と健康との関係は新しい研究分野ですが、太陽活動のモニタリングと並行して、今後さらなる研究が重要となってくるでしょう。

また、5月8日から10日までにあわせて6回発生している「太陽フレア」が気になる所です。新たに11日も発生し普段観測されない地点で低緯度オーロラが観測され、GPSの精度低下や人工衛星の故障などが世界的に懸念されています。

太陽フレアは太陽からの高エネルギー粒子を伴うため、電離層を撹乱し、通信障害や電子機器の不具合を引き起こす可能性があります。薬局や医療機関においても、通信障害やシビアな医療機器への影響など医療インフラにも注意が必要です。

Aurora borealis 20240510

筆者のクロアチア在住の友人から送られてきた、幻想的なオーロラ。ヨーロッパ各地で観測できた他、北海道でも一部で観測できたようだ。
オーロラ、世界各地で観測 「太陽フレア」頻発の影響
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