富山の新興、心不全予防アプリ開発で三重大学と共同研究
日経の記事より
2024年度調剤報酬改定に関心が集まっている時期だが、現在調剤後のフォローアップに対する点数として調剤後薬剤管理指導加算があり、インスリンまたはSU薬を使用している糖尿病患者を対象としているが、今回の中医協の議論の中で、医療機関側が特に薬局薬剤師にフォローアップしてほしい疾患として心不全、認知症、糖尿病が示されている。
次期改定で何らかの疾患の拡大、対象薬の拡大が見込まれているところだが、心不全に関しては、従来より退院後のフォローの重要性、薬局の関与による再入院の頻度低減の可能性が言われていた。
今回紹介された心不全予防アプリは「ハートサイン」という名前で、利用者は血圧や体重のほか、せきや息切れなどの症状を毎日入力し、アプリ上で予防に効果的な運動や食事についてアドバイスを得られるほか、グラフでも自身の体調を確認できるようになるようだ。
利用者が入力したデータを医師だけでなく薬剤師も確認できるようになれば、有益なフォローアップのツールの登場と期待できそうだ。
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