icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc

薬局DXニュース解説

2024.05.10

薬局よ、早急にオンラインとのハイブリッド化を急げ

  • facebook
  • twitter
  • LINE

オンライン営業に特化した薬局を認めるよう、経団連が国に規制緩和を求めている。

経団連、オンライン特化の薬局「容認を」~規制改革、厚労省は「不可」
PNBの記事より

経団連は対面機能を持たずオンライン営業に特化した薬局業態を認めるように国に求めている。構造設備規則などについても、オンライン特化薬局に適した規則を整備することで、情報提供や相談応需、適切な医薬品管理は可能だとしているが、これはわかりやすく言い換えるならば、アマゾン薬局のようなサイバー薬局の参入を認めよという提案である。

訴えの内容は、従来発生していたコストの削減と、より多くの事業者による市場参入が期待できる点にあり、薬局DXが促進され、「患者の利便性向上や薬剤師の多様な働き方につながる」ということだが、見方を変えると現状の薬局サービスでは患者が求める利便性には及んでいない、とも受け取れる。

所轄省庁である厚生労働省は経団連の提案は対応不可と回答したということだが、薬局は数の上では62,000軒もあり、今までの議論では過剰ではないかと言われていた中、薬局業界として一体的に動いておらず、各薬局がバラバラに業務を行っているので、その隙間を見て経団連にはまだまだ参入の余地ありと映っているのであろう。

薬局は早急にサイバー機能を付加してハイブリッド化を急ぎ、業界として一体感のある薬局サービスの構築を急がねばならない。地域住民に必要な薬局DX、オンライン診療、オンライン調剤、オンライン服薬指導は地元の薬局が担うのが最も良い形だからだ。
  • facebook
  • twitter
  • LINE

RELATED