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薬局DXニュース解説

2024.04.11

だからこそ今、薬剤師会の再構築が必要なのだ!

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厚生労働省は「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」の第3回会合にて在宅患者への夜間・休日対応について議論した。

薬剤師会中心の連携に懐疑的意見も~厚労省・薬局機能検討会、在宅の時間外対応で
PNBの記事より

厚生労働省が3月25日に開催した、「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」の第3回会合の中で、在宅患者への夜間・休日対応について参考人として出席した医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳氏は、薬局・地域によって対応力にばらつきがあり、薬局間地域連携も十分に機能しておらず、現状は大手チェーンや在宅専門薬局の同一法人内での連携がほとんどであるとし、薬剤師会が中心となった連携体制の構築が可能か懐疑的な考えを示したという記事だ。

佐々木氏は年間10万件以上の訪問診療の実績から、在宅患者は訪問服薬指導の利用率が高く、都市部では提供体制が確保されつつあるが、時間外対応ができる薬局は少なく、薬局・地域によって対応力にも差があり、在宅に特化したスタートアップ的薬局や、在宅医療部門を持つ大手チェーン、わずかな数の個人薬局で、同一法人以外で連携がうまく機能して、薬剤が夜間提供できた経験はないと述べている。

佐々木氏の指摘は現実問題として真摯に受け止めるべき実態であり大きな課題だ。

しかしだからこそ、もう難しいのではないかと指摘された地域薬局の連携体制を、今こそ改めて地域薬剤師会が主導して再構築に走らないと、大手チェーン、それもドラッグストア系の大手が、事実上業界を仕切っていく未来が見えてくるようだ。
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