CureApp オンラインモバイルヘルスプログラムascure (アスキュア)〜大阪市を含む自治体・健康保険組合・企業など350法人導入到達〜
株式会社CureAppのプレスリリースより。
株式会社CureAppは、民間法人向けオンラインモバイルヘルスケアプログラムである「ascure卒煙プログラム」、「ascure重症化予防(血圧コース)」および「ascureDr.受診勧奨(血圧コース)」において、新たに大阪市を含む自治体・健康保険組合・企業などにおける導入実績が350法人に到達したということだ。(そのうち健康保険組合の契約数は267組合)
「ascure卒煙プログラム」は、完全オンラインでの禁煙モバイルヘルスプログラムで、禁煙の失敗が多いとされる3〜6ヶ月の期間を、毎日参加者個人に合わせたアドバイスで長期的に支援することにより、プログラム終了後における禁煙継続にも寄与するものだ。
また「ascure重症化予防(血圧コース)」と「ascureDr.受診勧奨(血圧コース)」は、主にLINEを使用して進めるプログラムで、専門職によるオンライン面談を実施し、質問票に回答した項目により個別化した目標設定やサポートを実施する他、血圧計を提供したり、正しい生活習慣改善の必要性を動画や簡単なコンテンツ等で学習してもらったり、毎日計測した血圧データが記録できるプログラムだということだ。
禁煙指導や血圧の重症化予防、受診勧奨といった領域は、今後薬剤師が主体的になって患者に提供する重要な対人業務の一つだと考えられるが、このようにSaMD(Software as a Medical Device)が患者に寄り添うような形で進化していけば、今後有益なエビデンスが蓄積されていき、本来であれば薬剤師が獲得すべきヘルスケア領域の一定部分を持っていってしまうかもしれない。
SaMDには専門職の対応も付随しているので、そこに薬剤師という道も考えられるが、それですら自ら動いて獲得していかないと、いつまでも受け身の姿勢であるなら、きっと育成プログラムを経て専門知識を持った指導員の対応がメインになっていくことになるだろう。
SaMDが見せてくれるヘルスケア領域の可能性を視野にいれながら、薬剤師ならではのサービスの開拓を急ぐべきなのだと思う。
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