服薬期間中フォローの認知率4割、うち「メリットを感じる」回答が9割
カケハシが薬局利用者への調査結果を公開
今回の「カケハシ」の調査では、
服薬期間中のフォローを受けたことがない:93.5%、フォローを受けたことがある:6.5%であった。
この服薬期間中のフォローを受けたことがないと回答したうち、「服薬期間中フォローという言葉を理解していない」と回答した割合が65.4%であったと伝えている。
一方で、「服薬期間中フォローの言葉を理解している」と回答した者は、服薬期間中フォローのメリットとして、「副作用や服用方法の相談ができる」など、何らかのメリットを感じているという回答が94.2%を占めていたと報告している。
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今回の「カケハシ」の調査対象者の6.5%が服薬期間中フォローを受けたことがあると回答しており、もし、この点についても詳細な調査をおこなっているのであれば、そのフォロー内容についても公表して頂くと、患者側のメリットがより明確に理解できると考える。
記事の中でも、服薬期間中フォローの義務化から約3年が経過しているが、服薬期間中フォローの未経験者や認知度の低さから、取り組みが普及していないと結論付けられている。
しかし、かかりつけ薬剤師指導料、薬剤師法第25条の2の改正など、服薬期間中フォローを推進する土壌はできている。これは服薬期間中フォロー以外にも共通するが、薬剤師の発信力とエビデンス構築能力が問われているものと考えている。
服薬期間中フォローこそ、ICT・デジタルの活用により、患者さんへの様々なメリットが期待できると考えている。ここからの巻き返しに大いに期待したい。
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