秋田新幹線「被災」で見えた、公共交通“効率至上主義”への疑念 これからは競争より協力の時代である
JR東日本のBCPは自分自身の体験もあり、非常に弾力的な運用をしているというイメージがあります。
茨城出張からの帰りに、強風のため特急電車が運休したため、各駅停車を利用し出来る限り翌日の都内の仕事に間に合うようにあれこれ考えたのですが、土浦まで運転しそれで上下線ともその日の運航は終了しました。
特急料金は払い戻しになりましたが、改札から出て駅ビルの一角を始発までの仮眠施設として開放してもらいました。パンと飲み物とタオルのようなものが配られましたが、速やかな対応に好感を覚えたことは記憶にあります。
翌日は始発で上野まで行って、日帰り温泉施設でシャワーだけ浴びてその日の業務を支障なくクリアできました。
お盆前後に台風が交通機関等にも大きな影響を与えましたが、人はもちろんですが貨物などの移動も影響があり、医薬品の流通にも大きく影響していると思われます。
さて薬局の役割も効率を求められる一方で、自然災害その他の現象の影響を受ける中での活動が求められます。医療用医薬品に振り切った業態よりは、ある程度の食品・防災グッズの取り扱いを含めた「冗長性」が重要と思われます。
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