こちらは日経DIonlineの記事です。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/202307/580589.html
日薬、2024年改定に向けた考え方(案)を提示
7月26日に中央社会保険医療協議会で「調剤その①」が取り上げられ、調剤報酬改定に向けた議論もスタートを切りました。社会保障費の抑制が大前提の中、厳しい議論になっていくことが予想されますが、日本薬剤師会はどのような主張をし、評価(加点)を勝ち取るのかに薬局業界の注目が集まります。
基本的な方針は国が求める「医療介護体制の整備」「医療DXへの対応」が柱になります。
より具体的な視点として
（1）かかりつけ薬剤師・薬局機能のさらなる推進（個別最適化と継続的な管理・指導）
（2）薬局間の連携強化
（3）自治体、行政との連携強化
（4）デジタル化への対応（オンライン資格確認を活用した対応、電子処方箋、電子版お薬手帳等）
（5）長期処方、リフィル処方箋への対応
（6）在宅医療のさらなる推進と質の向上
（7）多様な療養の場（自宅、施設）でのチームによる薬物治療の実施
（8）新興感染症等への対応
（9）医療保険財政への貢献（後発医薬品の使用促進、残薬やポリファーマシーの解消等）
（10）医薬品の供給問題等への対応
（11）敷地内薬局に係る評価の適正化
これらの項目が挙げられています。
皆さんはどのような印象を受けたでしょうか。
すでに行われた「調剤その①」「感染症対策」「医療DX①・②」での議論を踏まえると、
・「薬局間連携」 (地域支援体制加算等の報酬) ②
・「自治体、行政との連携、感染症対応」 (連携強化加算の評価) ③⑧
・医療DXに対する対し整備 (医療情報システム基盤整備体制充実加算の評価) ④
が見えてきます。
これから12月に向けて改定に向けた議論のペースが上がっていきます。
いち早く情報を掴み対応するための行動が求められます。
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