市販薬オーバードーズ、安ホテルに集団で宿泊…同じ境遇の子を探して歌舞伎町に集う「トー横キッズ」の今
若い世代のOD(オーバードース)問題がじわじわと表面化してきていますね。子どもの医療費も自己負担0割の自治体も多いので、「薬はタダ」のイメージが定着しているのも事実です。
薬剤師として歯止めをかけることができるとすれば、
1 薬物乱用防止キャンペーン 街頭活動
2 学校薬剤師として小学校から徹底教育
3 OTCを含む規制強化
1と2の効果は実は限定的だと思っていまして、水際対策としては悲しい状況です。
3についてタバコの購入はタスポカード必須という例に倣って、マイナンバーカードを活用して総購入量管理が出来るようにするなどいろいろ可能性はあるでしょう。しかし大人数でそれぞれ買ったものを持ち寄ってODパーティーを開かれてしまったら手の付けようがないです。また処方薬も今のところ野放しであり、実効性のある策は見いだせていません。
トー横キッズ問題を考える上では社会や地域全体で若い世代を支えていく仕組みをもっと深く考えていかねばならないと痛感しています。学校薬剤師の業務をさらに広げてみるという可能性もあるので私自身もチャレンジしてみたいと思います。
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