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薬局DXニュース解説

2023.07.04

薬局サービスのメニューに取り入れよう ~ 慢性ストレスの相談窓口はどこか?

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ストレスを感じると急激に副腎皮質から分泌量が増えるホルモン「コルチゾール」。この量を測定することでストレスチェックを行う検査キットが発売された。

Makuakeにて「ストレスホルモン量検査キット~コルチゾール~」の先行予約販売を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000075078.html
あすか製薬ホールディングスのプレスリリースより。

記事によると、あすか製薬メディカルは、2023年6月8日にコルチゾール量を測定可能な『ストレスホルモン量検査キット~コルチゾール~』の先行予約販売を開始したということだ。

その原理はコルチゾールの分泌は1日の中で変動し、朝をピークに夜に少なくなるが、慢性的なストレスを感じるとコルチゾールの分泌も同じく増加し、睡眠の質の低下、免疫力の低下、脳を傷つけるなど心身に不調をきたす一因となるため、自分でコルチゾール濃度を把握しようというものだ。

その測定に必要なものは、髪:後頭部より3cm以上の髪を10本以上、爪:1週間程度伸ばした両手の親指の爪ということで、2〜3週間ほどで届く結果レポートには、ストレスの原因となるチェック方法やストレスを溜めないコツ、監修医からのコメントが記載されてくる。

ここで想定されている市場は、これから薬局が開拓していくべき市場として相応しいものではないだろうか。コルチゾール値が高くて慢性ストレスのレベルが高いと知らされた生活者は、医師からのコメントはあるものの、やはり相談したいと思う人々も多いと思うのだ。

これからも様々な健康支援キットが発売されていくと思うが、薬局側もそのような動きを敏感に察知して、先回りして薬局の機能を拡大させつつ、スタッフのレベルアップを図り続けながら、そのような新しいニーズの受け皿になるように進化していけば薬局の未来は明るいであろう。
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