梅毒や淋病も「セルフチェックできたら」
~OTC薬協、「一般用」検査薬の推進に意欲
PHARMACY NEWSBREAKの記事より
日本OTC医薬品協会が、2016年の排卵日予測検査薬以降、検査薬のOTC薬化が広がっていなかった状況に対し、昨年来の新型コロナ、コロナ・インフルエンザ同時検査キットのOTC化といった流れから、検査にアクセスしやすい環境が求められてきたということで、梅毒感染者が過去最多という現状から、性感染症もセルフチェックできるようになる将来像を描いているという記事だ。
改めて「一般用」の検査薬が、妊娠検査や排卵日予測など4品目にとどまっていたという現状に驚かされるが、今回の新型コロナ禍で開眼させられた公衆衛生における薬局の存在価値を改めて見直す意味でも、これから薬局はOTCの販売だけではなく、セルフチェックの窓口として進化していく必要があるという意識改革が必要だと思う。
そのために必要なアイテムの拡充は必須なので、社会の機運が高まってきた現状の流れをしっかり受け止め、セルフチェックデバイスの進化にも目を向け、今こそ新しい形態の薬局=本来あるべき薬局の進化形、に向かって舵を切るべき時なのだ。
comments