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薬局DXニュース解説

2023.06.08

ラストワンマイル戦略とコストの問題

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厚生労働省と国土交通省は、ドローンによる医薬品配送の拡大を後押しする。

厚労・国交省、ドローンの医薬品配送拡大を後押し
こちらはLOGI-BIZ onlineの記事です。
「厚労・国交省、ドローンの医薬品配送拡大を後押し」
https://online.logi-biz.com/81701/


医薬品に限らずドローン等を利用した無人物流に注目が集まっています。
最終拠点かエンドユーザーへの物流のことを「ラストワンマイル」と言います。コロナ過で流行した「Uber eats」もラストワンマイルの一つと言えます。

厚労省で行われている会議や規制改革でも議題に取り上げられていることから今後も積極的に推進されていることかと思います。

ただ、話題性だけが先行し、実ビジネスにどう落とし込むのかを考えていく必要があると感じています。
ドローンに関しては昨年12月の改正航空法の思考に伴い、「目視外飛行」を可能にする「レベル4」が解禁されました。

この改正は大きな変化で、目視が必要となるとその都度拠点が必要になり、かつ操縦者の存在も不可欠で非常にコストが掛かると言われていました。

改正前に実証実験を行った企業の話では、1回の輸送に掛かるコストは数十万円とのことです。

改正に伴い、目視外飛行が可能となり大幅なコストダウンが可能となりましたが、使用する機材が高額である点、インフラの整備を考えると高級配送となるのは否めません。

政府が2023年3月に発表した「ドローンを活用した荷物等配送に関するガイドライン」にも「採算性への課題」「稼働率の課題」が挙げられています。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/drone_platform/pdf/230414_drone_katsuyou.pdf

すごくキャッチ―な見出しではありますが、都心部等で運用するには、事故対応の他、盗撮等への対応、飛行ルートなど整えなければいけない課題が多くあり、まだまだ将来的な話になるのではないでしょうか。

近未来的な話は非常に心躍る話ではありますが、今できるコト、やらなければいけないコトに目を向けた経営をしていくことが重要だと感じています。
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