クオール薬局の店舗で、薬剤師が、健康食品に興味のある顧客に対して、成分の安全性や薬との飲み合わせなどを説明し、サントリーウエルネスの健康食品を販売するという。サントリーウエルネスが健康食品を店頭で販売するのは、事業開始以来初めてだ。
サントリーウエルネスは、サントリホールディングスの100%子会社であり、小売店舗を通さずに生活者に健康食品を通販で直接販売する会社です。
サントリーの健康食品として主力商品のセサミンEは30年近く前からドラッグストアの定番に入っている商品であり、ドラッグストア店頭の健康食品としては比較的高額で昔は万引きロスの上位商品でした。
セサミンE以外の商品は全てダイレクト通販限定で販売していたのですが、初の店頭販売チャネルとして薬局チェーンを選んだのは面白い取り組みだと感じます。
薬局チェーンでPB商品を売ることに注力していたチェーンもありましたが、最近は以前より下火のように感じています。販売開始して数年経つと色褪せたパッケージが待合室に並んでいる光景を見てきましたので、自社品で商品を回転させていくのは難易度が高かったと考えています。
取引形態は不明ですが、委託販売もしくは不動品の引き取りがされるのであれば、薬局にとっても在庫リスクを低減しながら、メーカーは認知向上ができるWin-Winになる可能性もあります。
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