HPKIセカンド電子証明書が届いた！～HPKIカードとの違いは？

日本薬剤師会はHPKIカードの発行について、現在ICカードの調達が困難な状況が続いているとして、セカンド電子証明書を先行して発行しているが、そのセカンド電子証明書が手元に届いた。私の別の店舗では既にICカード（店舗の管理薬剤師の）が使用中だ。

筆者は2月にもHPKIカードについて、果たしてカードは必要なのかと疑問を提示していたが、今回セカンド電子証明書が届いたことで、改めてその問題を実感することとなった。

今でもクラウド型のHPKIセカンド電子署名サービスは、カード所持が大前提で、カード発行者に対して同時に発行されていたが、今回カードの調達が間に合わないということでセカンド電子証明書が先に届いたという訳だが、実際両方使ってみてわかることは、カードもセカンドも本人に渡すまでは対面で厳しく個人の特定がなされるが、現在ほとんどの薬局で一薬局に一枚しかHPKIカードがないので、調剤結果の登録の際の運用の仕方は推して知るべしというものであろう。

ところがセカンドの方は個人所有の生体認証付きスマホに登録するので、簡単に共用する訳にはいかず、こちらこそ個人の特定に向いているデバイスだと改めて実感した。

ただ残念だったのは、現在使用中のレセコンの方でまだセカンドには対応していないという返事だったので、結局カードが郵送されるのを待つことになったというのがオチだったことだ。