薬局のチーム形成をどうするか？

記事のタイトルはかなり刺激的なキャッチなので、それはいったん収めて頂き、そのまま読み進めていくと「なるほどそういうことね」ということになるのであまり触れません。この組織の特性というか営業のような仕事であれば売り上げと連動した組織作りが要諦ですが、医療安全を最大限に意識した健康支援のサービス組織においては違う視点が必要です。
調剤を中心に考える薬局の取り組みは軍隊でいうところの小隊の編成といったところと同じ規模感ですが、今どきの戦闘という考え方は2次世界大戦のような命令系統とは異なっていて、各部隊が自律的に動くようになっているようです。その自律的というのが災害医療の体制と類似していますね。
最大のポイントは情報共有で、その次にメンバー同士の相性が重要です。少ない人数でも最大の戦闘能力を発揮しなければならないのは薬局も同じです。情報共有も相性も悪い状態であれば１＋１＝１ぐらいの成果しか出せないでしょう。最もよい相性であれば１＋１＝３ぐらいの成果が出るので人の組み合わせには最大限の配慮を以て対応するのが良いでしょう。