日本経済新聞の記事より。
この記事はAIが自然な形で、しかも従来の人よりも有益なのではないかというAI社会実装の実例を見せてくれている。
この例は自動車教習車の指導員の代わりをAIが担うというもので、車には運転手のみが乗り込むが、その車には外部、内部に様々なカメラが仕込まれており、所内コースの高精度な地図も入力されていて、屋根の上に搭載されたレーザーセンサーの情報と組み合わせ、位置や周囲の状況を把握するほか、車内のカメラが、運転手が正確な確認行動をしているかをチェックする。
また対向車線へのはみ出しや左折時の巻き込み確認の怠りなどを検知すると、車内のタブレットが警告音を鳴らして記録し、終了後はAIが付けた点数を確認したり、減点部分の映像を見返したりできる。赤信号を見落としたり障害物と衝突が起こりそうになったら、自動運転技術が防いでくれるため安心な仕組みとなっている。
映像を見る限り、AI指導の方がリアル人間教官より正確で映像記録も確認できるので、教育指導の面ではその優位性を感じたと同時に、AIがやった方が良い領域、人ならではの領域というものを考えさせられるものでもあった。
さてこのようなAIの具体的社会実装は今後スピードを上げて広く浸透していくと考えられるが、その波が薬局業界に押し寄せて来たらどうなるのか・・・もう時間の問題である。
※参考
https://www.youtube.com/watch?v=ZkMnFymhB2M
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