【規制改革WGで試案】訪問看護ST内に遠隔倉庫‐薬剤師がオンライン管理
こちらは薬事日報の記事です。
https://www.yakuji.co.jp/entry101619.html
【規制改革WGで試案】訪問看護ST内に遠隔倉庫‐薬剤師がオンライン管理
いま「訪問看護ステーションにおける配置可能な薬剤の対象拡充」が議論されています。
提出された資料によると訪問看護ステーションの多くで、医薬品が手元にない、配送が遅れるなどを理由に患者の容体が悪化した経験があるそうです。
たしかに患者の急変時に「医師」「看護師」は自宅から患家まで直行することが可能ですが、薬剤師は一度「薬局」により「医薬品のピックアップ(調剤)」を行った後に、訪問をしなければいけません。
「夜間・休日の対応を拒否された」という意見もあるようですが、それはまた別の問題とし、実際問題としてこの「移動のタイムラグ」をどうするのかは薬剤師の在宅医療において大きな課題と言えます。特に首都圏では勤務先と自宅が離れているケースも多く、自家用車を保持していない薬剤師も多くいます。必然的に時間が掛かります。
訪問看護ステーションに医薬品を置くこと自体は難しいものではないです。規制(法律)的にどうなのかということが職能の問題もあり今回の本質になってくると思います。
議論に参加した薬剤師構成員は「OTCや事前処方による対応」と発言したようですが、地域包括ケアに参画する職種として自分たちの保全ありきの発言でいいのでしょうか。
「患者に医薬品を届けるまでのタイムラグをどのように埋めるのか」
訪問看護ステーションに設置された(薬局の)遠隔倉庫から払い出される薬剤を、薬剤師は「オンライン監査」をすることで良しとなるのか。
なにかが大きく変わろうとしている気がします。
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