こちらは日経DIオンラインの記事です。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/trend/202301/578300.html
日本調剤がLINEドクターでオンライン服薬指導
コミュニケーションツールとして生活の一部となっているLINEが「LINEドクター」というオンライン診療分野に参入をしてきました。調剤に関しては院内調剤としていましたが、薬局業界大手である日本調剤と提携し医薬品の供給を行うということです。
現時点では提携している薬局は日本調剤のみとなり他の薬局の選択が出来ないことから療養担当規則に示す「患者誘導」に該当するのでは。。。という見方もありましたが、LINEドクターはプラットフォームであること、システム的な問題という点から、患者誘導に該当しないという見方のようです。
オンライン診療が普及するのか、今後大きな課題ではありますが、大手調剤チェーン・ドラッグストアは着実に応需できる体制、選択されるための体制を構築してきていると考えます。
オンラインによる処方箋を積極的に応需しようと戦略を立てた場合、必要なシステムは単独では足りず、複数システム導入する必要があります。
日本調剤では既に、自社で開発する「NiCOMS」、オンライン診療と連携した「Pharms」「curon」等と導入。
「curon」についてはJ:COMが提供するテレビを活用したオンライン服薬指導にも参画しています。
それに加えて、今回のLINEとの提携です。
医療が「対面」というアナログから、「多様化」とういデジタルに変わるとき、対応出来る資金力のある企業が優位性を持つことになります。
薬局業界が変わる!ということはこのようなところから始まっているのかもしれません。
comments
オンライン診療は、院内処方をしているクリニックもあり、
調剤薬局を使わないモデルも多く存在します。
患者目線では、院内処方は安いですから良い仕組みと思いますが、
調剤薬局目線で考えると、院内回帰が起こる要素として見ておく必要もあると思ってます。