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薬局DXニュース解説

2025.09.29

資格確認証の交付でマイナ保険証持参率が減少!?

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従来の健康保険証の使用期限が2025年7月31日で終了し、後期高齢者・国民健康保険の加入者を中心にマイナ保険証持参率の伸び悩みという声がチラホラと聞こえています。

デジタル庁「8月以降順次切り替え!健康保険証の注意点は?(後期高齢者医療制度・国民健康保険の被保険者の方)」
https://digital-agency-news.digital.go.jp/articles/2025-07-22

2024年12月2日以降、健康保険証の新たな発行が廃止となり、マイナ保険証への移行が進んでいます。
従来の保険証はすぐに無効になるのではなく、1年以内をめどに経過措置的に利用することが可能となっています。
後期高齢者医療制度や国民健康保険では従来の健康保険証の有効期限では「2025年7月31日」と設定しており、8月以降も保険医療を受けるにはマイナ保険証を利用することが原則となっていました。

マイナンバー・マイナ保険証は義務ではないため、希望者には健康保険証の代わりとなる「資格確認書」が発行されることはご存じのことかと思います。

後期高齢者医療制度の方には「マイナ保険証」の有無を問わず、すべての方に資格確認書が申請不要で交付、国民健康保険の加入者は、マイナ保険証を持っていない方に対し、申請不要で無償交付となっています。

健康保険証の有効期限は市区町村で異なりますが、期限終了となった地域では「保険証の期限がきれるから、マイナ保険証を持ちましょう」と推進する声掛けをしてきたのに、「マイナ保険証がなくても、新しい保険証(資格確認書)が届いた」ということで、マイナ保険証への切り替えに急ブレーキがかかってしまったとか。

後期高齢者医療制度も同様で、これまでマイナ保険証を持ってきた方が、資格確認書が届いたので、「マイナンバーカードは大事にタンスに保管・・・・」かどうかはわかりませんが、資格確認書に切り替えたという逆行が始まっています。

医療DX推進体制整備加算の見直しで、順次必要な持参率は引き上げられていきます。そんな中でDX推進に自らの首を絞めるような、資格確認書の交付ですが、これから順次全国の市区町村へ広がっていきます。逆行に対し早期対応できるのかが国に求められています。
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