令和6年度報酬改定では医療DX推進体制整備加算が新設され、マイナ保険証利用・電子処方箋導入・電子カルテ情報共有サービスの開始と進められています。
医療DXはこれからの医療政策の柱であり、次回改定でも大きな論点となります。新報酬から約1年経過した中で、現在の確認をしてみたいと思います。
まずは「電子処方箋システムの導入状況」です。当初、2024年度中の「概ね導入」を目標としていましたが、期中改定の結果を踏まえ、このような状況となっています。
【電子処方箋システム導入率】 ※
デジタル庁「電子処方箋の導入状況に関するダッシュボード」
病 院 ・・ ・9.3%
医科診療所 ・・・16.0%
歯科診療所 ・・・ 3.5%
薬 局 ・・・ 76.5%
期中改定により経過措置が設けられていた「電子処方箋システム導入」が見送りなった結果を大きく反映しているといえるのではないでしょうか(医科・歯科)
つぎに「マイナ保険証の利用率」です。2年に1度の改定を待たずに、算定に求められる持参率は随時見直されています。
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