2023年4月から義務化されたオンライン資格確認システムですが、目指すべき医療DXの実現に向けて、追加機能を随時バージョンアップしていく必要があります。
そのバージョンアップには助成金が用意されているのですが、予算は年度単位のため「神出鬼没」状態になっています。
今回新たに助成金に動きがあったので、皆さんに情報を伝えたいと思います。
【医療扶助のオンライン資格確認システム】
オンライン資格確認システムの義務化が始まっていますが、いくつかの保険や扶助は対象外になっていました。その代表格が生活保護受給者の「医療扶助」です。
オンライン資格確認のバージョンアップに対する助成金は昨年末から本年初旬にかけて動いていていたのですが、ベンダーの対応が追い付いていないという状況にありました。準備が整った時に補助金を使おうと思ったら、「導入機関が対象外」なんて薬局もあったのではないでしょうか。
これまで動いて助成金は「令和6年3月中に導入した医療機関等が対象」となっていましたが、
12月11日(水)よりその対象要件が撤廃となり、
すべての医療機関等で助成を受けられるようになりました。
申請期限は「当分の間」としていますが、お伝えしたように予算は年度単位のため、いつ終わってしまうかわかりませんので要注意です。
医療扶助のオンライン資格確認等導入に係る助成金について
https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0010217
あと2つお伝えします。
オンライン服薬指導や訪問服薬指導等に対するオンライン資格確認対応の助成金についてです。
こちらは「
令和7年2月1日まで」が申請期限となっています。
(1月15日から延長となっています。)
https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0010237
最後の1つです。
外来診療等(通常とは異なる動線)のオンライン資格確認システムの運用が11月に公表されています。
こちらは、ドライブスルー薬局などが対象に挙げられます。
ただしこちらは、上記の訪問診療・オンライン診療と重複する部分もあるので、内容を詳しく把握する必要があります。
https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0010237
皆さんいかがでしたでしょうか。
情報って非常にだいじですよね。
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