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薬局DXニュース解説

2024.06.10

薬局側は襟を正す必要がある! 医薬品返品問題

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医療機関や薬局が卸に医薬品を返品する際、薬を少しだけ抜き取り未使用の医薬品として戻す、「中抜け」とよばれる行為が行われている実態が明るみにされた。

卸連、返品の「中抜け」問題解決へ
過去に悪質手口も、会員各社で事例収集・検討
PNBの記事より

薬局の現場は、薬局の仲間が「中抜け」という行為を行っている実態をもっと知る必要がある。

「中抜け」とは医薬品を卸に返品する際、個装箱の中の薬を少しだけ抜き取り、きれいに箱が閉じた状態でMSに未使用の医薬品として戻す行為だ。

薬局のスタッフに「中抜け」やってる薬局があるという話をすると、皆一様に驚き、本当に信じられない!という反応をする。そのようなことがあるという実態を薬局の現場では共有されていないのだ。

記事によると日本医薬品卸売業連合会は通常総会で、2024年度事業としてこの中抜けを想定した返品事例の収集と検討を行うことを決めたということだが、悪質な手口の例として、返品の検品時に中抜けが発覚しないよう重さを一致させるため、箱の中にサプリメントを忍び込ませるといったことも起きていたという。

医薬品卸が返品を嫌がる理由の一つに、そのような信じられないような返品をする薬局の実態があることをもっと現場にも知らしめて欲しいし、その上で、薬局側としても何らかの自浄機能を講ずるべきだと思う。
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