コロナ5類移行1年 医療DXの遅れ挽回、総力を 印南一路・慶応義塾大学名誉教授 - 日本経済新聞
新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、日本の医療DXの遅れが浮き彫りになりました。医療DXの推進は、感染症対策のみならず、医療全般の効率化と質の向上に不可欠と考えます。
中でも、マイナンバーカードと保険証の一体化が特に重要だと考えます。これにより、かかりつけ医・薬局・訪問看護師・介護士などによる患者の服薬状況の一元的な把握が可能となり、多剤投与の防止や医療・介護の連携強化につながります。
オンライン服薬指導は、コロナ禍の特例措置で一時的に話題になったものの普及へのハードルは高いままです。
2024年の診療報酬改定では、感染症対策と医療DXの推進が柱となりましたが、まだ不十分な点も多いです。
引き続き国の要請も続くことでしょう。
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