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薬局DXニュース解説

2024.03.22

ギャンブル依存症の恐ろしさ 大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏の解雇で考える

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大リーグ球界を驚かせる出来事がありました。メジャーリーグのドジャースは、大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏を解雇したと発表しました。米メディアが報じるところによると、水原氏は自らギャンブル依存症だったと告白したそうです。

ドジャース 大谷翔平の水原一平通訳を解雇 違法賭博に関与か
大谷選手の通訳として恵まれた厚遇で雇われていた日本でも名の知れた存在の水原氏が、ギャンブル依存症に陥っていたことに驚きを禁じ得ません。しかし、ギャンブル依存症とは、そこまで身近にいる可能性のある恐ろしい病気であるとも言えます。
もちろん、水原一平氏が告白しているだけで専門家の診断を受けたわけではないようなので、本当のところはわかりませんが、仮にギャンブル依存症だとすると、それは単なる嗜好としてギャンブル好きを超えた治療が必要な病的な状態だと言えます。

ギャンブル依存症とは、ギャンブルへの渇望が病的になり、金銭的・精神的に自らのコントロールを失った状態を指します。この病気に苦しむ人は、借金の重荷に押しつぶされ、家族関係を失い、極端な場合は自殺にまで追い詰められてしまうのです。

なぜギャンブルにこれほどの依存性があるのでしょうか。ギャンブルには"大勝できる"という強い願望を抱かせる魅力がありますが、一方で確率は必ずマイナスに働きます。勝ち続けることは不可能です。しかし、ついに勝てる気がして、どんどん費用をつぎ込むことになってしまうのです。

依存症になりやすい人は、ストレス解消法を持たず、気分転換を求めている人、衝動コントロールが弱い人などです。一度依存状態に陥ると、自力での回復は極めて難しくなります。

ギャンブル依存症は、アルコール依存症などと同様に、精神疾患の一種です。家族の理解と専門家の治療が不可欠となります。症状が進行すれば、借金地獄に陥り、自殺願望さえ抱くことがあります。早期発見と治療が何より大切なのです。

一人一人がこの問題を正しく理解し、予防と支援に努める必要があります。決して"他人事"と考えず、命に係わる病気として認識を深めましょう。

ギャンブル依存症の治療法

ギャンブル依存症の治療には、様々なアプローチが取られています。

認知行動療法
これは最も一般的な治療法の一つです。依存症の認識を高め、ギャンブルへの欲求を抑える方法を学びます。ギャンブルに代わる代替行動を見つけたり、ギャンブルに走るトリガーとなる状況を特定し、対処法を身につけます。

グループセラピー
同じ目標を持つ仲間と一緒に回復に取り組むことで、孤立感を和らげ、モチベーションを保つのに役立ちます。ギャンブラーズ・アノニマス(GA)などの自助グループも有効です。

薬物療法
うつ病や不安障害など、基礎にある精神疾患への治療薬を併用することもあります。また、依存のメカニズムに働きかける薬剤の投与も行われる場合があります。

総じて、医療、心理、社会的なさまざまな支援を組み合わせた包括的なアプローチが重要です。依存症は慢性の病気でもあり、回復には時間がかかり、再発のリスクにも注意が必要となります。
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